経済の先行きについて

今日上司がこんなことを行っていた。
3月から仕掛かる仕事に対して3月か4月かどっちの売り上げにするかについて
「今期の売り上げはどうせ悪いから来期に乗せよう」


この発言は
つまり、今期は悪いが来期は回復するからそっちに売り上げを載せようという意図がうかがえる。。


しかし、果たして来期は売り上げが元に戻るのだろうか。。


正直もっと悪くなると思う。


サブプライム問題により破綻した米のバブル経済
リーマンブラザーズの破綻で加速し、
今に至るわけだが。
他にもこけそうな会社がごろごろアル。


日本に関して言えば、
今日おもしろい記事を見た。
90年くらいからの内需産業と外需(輸出)企業のGDPをあらわす資料だったが、
内需はほぼ横ばいで少し落ち込み、外需は景気が回復したと言われる2003年頃から延びていた。
つまり、一昨年までの景気上昇と言われていた日本経済は輸出企業が支えてきたのである。(誰でも知ってるかw)


そんな中、世界経済の悪化で輸出は激減。
在庫はUPで生産はしない。
内需はもっと落ち込むという最悪の悪循環を生んでいる。


4月以降はもっと酷くなるだろう。
なぜなら、
雇用問題は4月にはますます悪化する(3月切りによる)
そして、政治は相変わらずめちゃくちゃ。
こんな時こそ、自民と民主が手をとって景気対策にいそしんで欲しいものだ。
というかねじれ・・早く解消して欲しい。
自民も民主もまっぷたつに別れて4党で鬩ぎあったらいいと思う。


何より、個人の消費は回復しないと思う。
だって値段はまだ下がると思うもんね〜
例えば、32インチの薄型TVが欲しいとしよう。
ちょっと前まで10万前後で最近は10万を切るようになった。
しかも特売ではちらほら6万前後も・・・
欲しいのだがもう少し我慢すれば5万くらいにはなるんちゃう?と思えば買い控えが発生する。5万になって買うかといえば、まだ買わない。4万になれば買うかもしれないが
それはだいぶ先の話である。


家で言うと、大阪で80?のマンションちょっと前まで3500万くらいだったが
3000万を切ってるところや、60?ちょっとで2000万を切るところもある。
こうなると「値段は安いと思うがまだ下がるから今は買わないでおこう」と思うのが人間である。


バブルは逆で、
家を買いたい。
大阪で80?くらいの家が欲しいが、
去年は3500万で変えたが今年になり4000万くらいでしか買えなくなってる。
高いと思うが、今買わないと来年は4500万くらいになってて手が出ない可能性がある。
再来年は5000万になってるかもしれないし・・・
「高いと思うけど今買おう」
という感じで値段はどんどん上がっていったのである。


これが人間の心情であり、資本主義経済の根幹であると思う。
「値段は安いと思うがまだ下がるから今は買わないでおこう」
「高いと思うけど今買おう」
これらの繰り返しで経済はサイクルしてます。



まぁサブプライムローンは腐った膿を出すのに良かったんじゃないかな?!?!?
金融工学に規制をかけるべきじゃないのかな。。